クラッススとは?
くらっすす
クラッススは、古代ローマの政治家・軍人で、カエサルやポンペイウスとともに第一回三頭政治を形成した人物です。
マルクス・リキニウス・クラッスス(紀元前115年頃〜紀元前53年)は、古代ローマ共和政末期の有力政治家・軍人です。「ローマ一の富豪」とも呼ばれ、その莫大な財力を背景に政治力を築きました。
クラッススの財産形成にはさまざまな手段が使われたとされます。スッラの粛清後に没収された財産を安値で買い取ること、火災が多発したローマの都市において消火隊を私設し、燃えている建物を安く買い上げて修繕・売却するといった手法で巨利を得たと伝えられています。
政治的には、紀元前60年ごろにガイウス・ユリウス・カエサルおよびグナエウス・ポンペイウスと秘密の政治同盟(第一回三頭政治)を結び、ローマの実権を三者で分け合いました。軍事面ではスパルタクスの奴隷反乱(紀元前73〜71年)を鎮圧した指揮官として知られています。
晩年はパルティア(現在のイラン周辺)への遠征を試みましたが、カルラエの戦いで大敗し、戦死しました。三頭政治の一角が崩れたことでローマの政治バランスが崩れ、カエサルとポンペイウスの対立、ひいてはローマ内戦へとつながる遠因のひとつとなりました。
使い方・例文
古代ローマ史の授業や書籍で「第一回三頭政治」を説明する際に、カエサル・ポンペイウスとともにクラッススの名前が取り上げられます。
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