マティルダ (神聖ローマ皇后)とは?
まてぃるだ
マティルダ(神聖ローマ皇后)とは、11〜12世紀のイングランド王女で、神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世の妃となった歴史的人物です。
マティルダ(Matilda、1102〜1167年)は、イングランド王ヘンリー1世の娘として生まれ、幼くして神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世のもとへ嫁いだ人物です。皇后としての地位から「神聖ローマ皇后マティルダ」と呼ばれます。
夫の皇帝が1125年に死去したのち、マティルダはイングランドへ帰国しました。父ヘンリー1世の意向により、今度はアンジュー伯ジョフロワ(プランタジネット家の祖)と再婚し、のちのイングランド王ヘンリー2世を産みました。
ヘンリー1世が1135年に後継者なく崩御すると、マティルダはイングランド女王の座をめぐってスティーブン王と対立し、内戦(アナーキーと呼ばれる時代)が勃発しました。マティルダは一時「イングランド女王」を名乗りましたが、最終的にはスティーブンが王位を保持し、彼女の息子ヘンリー2世が後継者として認められる形で決着しました。
マティルダの歴史的意義は以下の点にまとめられます。
- 神聖ローマ皇帝妃として帝国政治に関与した国際的な人物
- プランタジネット朝の始祖ヘンリー2世の母
- 中世イングランドにおける女性の王位継承権を問うた先駆的存在
- 「アナーキー」として知られる内戦期の中心人物
彼女の生涯は中世ヨーロッパにおける女性君主の可能性と限界を象徴するものとして、歴史研究で今も注目されています。
使い方・例文
西洋史や中世ヨーロッパの政治史を学ぶ際、イングランド王位継承問題やプランタジネット朝の起源を説明する文脈でマティルダの名が登場します。
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