マックス・エルンストとは?
まっくすえるんすと
マックス・エルンストとは、ダダイズムとシュルレアリスムを牽引したドイツ出身の画家・彫刻家で、フロッタージュなど革新的な技法を生み出したことで知られます。
マックス・エルンスト(1891〜1976年)は、ドイツのブリュールに生まれた画家・彫刻家です。ボン大学で哲学を学んだのち、独学で絵画に転じ、第一次世界大戦後にケルンでダダイズム運動に参加しました。その後パリへ移りアンドレ・ブルトンらと交流し、シュルレアリスムの中心的作家として活躍します。
エルンストは無意識や夢の世界を視覚化するために、数々の独自技法を開発しました。
- フロッタージュ:凹凸のある面に紙を置き鉛筆で擦ることで偶然の形象を生み出す技法
- グラッタージュ:キャンバスに塗布した絵具を掻き取り、偶然の模様を利用する技法
- コラージュ:雑誌の挿絵などを切り貼りして異質な組み合わせを作る手法
これらの技法によって、現実には存在しない奇妙な生き物や風景を作り出し、観る者の潜在意識に働きかける作品を生み出しました。代表作「百頭女」「エレファント・セレベス」などは、夢幻的で不安を喚起するイメージが特徴です。
第二次世界大戦中はナチスの迫害を逃れてアメリカへ渡り、アメリカの抽象表現主義の発展にも影響を与えました。晩年はフランスに戻り、1976年にパリで没しました。
使い方・例文
美術の授業でシュルレアリスムを学ぶ際に、エルンストのフロッタージュ技法を実際に試してみる実習が行われることがあります。
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