ダダイズムとは?
だだいずむ
ダダイズムとは、第一次世界大戦中にヨーロッパで起こった既成の芸術・社会の価値観を徹底的に否定した前衛芸術運動です。
ダダイズム(Dadaism、またはダダ Dada)は、第一次世界大戦が続く1916年にスイスのチューリッヒで始まり、フランス・ドイツ・アメリカなど各地に広まった国際的な前衛芸術運動です。「ダダ(Dada)」という言葉自体に意味はなく(偶然辞書を開いて見つけた言葉とも言われる)、無意味・無秩序を象徴しています。
ダダイストたちは、理性と文明の産物である戦争の惨禍に対する怒りと幻滅から、それまでの芸術・道徳・政治・社会のあらゆる権威を否定しました。論理・合理性・伝統的な美の概念すべてを拒絶し、意図的な無意味さ・偶然性・皮肉を表現の武器としました。
ダダイズムの主な表現手法や特徴は以下の通りです。
- レディメイド — マルセル・デュシャンが便器を「噴水」と名付けて展示した有名な例
- コラージュ・フォトモンタージュ — 雑誌の切り抜きを組み合わせた作品
- パフォーマンスや詩の朗読による挑発的な発表
- 既製品・日用品をそのままアートとして提示する手法
ダダイズムは短命な運動でしたが、その精神はシュルレアリスムや後のコンセプチュアルアート・ポップアートなど現代美術の広い流れに深い影響を与えています。
使い方・例文
美術の授業で「芸術とは何か」を問い直す文脈で、デュシャンの便器作品とともにダダイズムが取り上げられます。常識をひっくり返すアートの先駆けとして紹介されます。
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