ポンド力とは?
ぽんどりょく
ポンド力とは、ヤード・ポンド法における力の単位で、質量1ポンドの物体に標準重力加速度がかかるときの力です。
ポンド力(lbf: pound-force)は、ヤード・ポンド法(英米系単位系)における力の単位です。1ポンド力は、質量1ポンド(約0.4536キログラム)の物体に、標準重力加速度(9.80665 m/s²)が作用したときの力に等しく、SI単位に換算すると約4.44822ニュートンに相当します。
ポンド力はしばしば「ポンド」(lb)と混同されます。ポンドは本来質量の単位ですが、日常的に「ポンドの重さ」として力の意味でも使われてきたため、厳密な工学計算では「ポンド力(lbf)」と「ポンド質量(lbm)」を区別することが重要です。
ポンド力が使用される主な場面は以下のとおりです。
- 航空宇宙工学でのエンジン推力表示(ポンド力)
- アメリカの機械工学・土木工学分野での荷重計算
- タイヤの空気圧(PSI=ポンド毎平方インチ)の派生として
- 米国製品の仕様書・安全基準での力の表記
国際単位系(SI)への移行が進む現代でも、米国の製造業や航空宇宙産業ではポンド力が広く使用されています。日本でも輸入機器の仕様書や航空関連の技術文書を読む際に理解が必要な単位です。換算の際は1 lbf ≒ 4.448 Nを覚えておくと便利です。
使い方・例文
「このロケットエンジンの推力は22,000ポンド力(lbf)」という米国の航空宇宙資料や、「最大引張荷重5,000 lbf」という機械部品のカタログで登場します。
この用語をシェア
最終更新: