ポリリズムとは?
ぽりりずむ
ポリリズムとは、複数の異なるリズム(拍子)が同時に演奏される音楽技法のことで、アフリカ音楽やジャズ、現代音楽に多く見られます。
ポリリズム(polyrhythm)とは、「poly(多数の)」と「rhythm(リズム)」を組み合わせた言葉で、2つ以上の異なるリズムパターンが同時に鳴り響く音楽的手法のことです。それぞれのリズムは独立した拍の体系を持ちながら、互いに絡み合うことで複雑なグルーヴや音楽的な緊張感を生み出します。
最もわかりやすい例は「3対2(3:2)」のポリリズムで、一方の楽器が3拍子を刻む間に、別の楽器が2拍子を刻む形です。このパターンはアフリカのドラムアンサンブルに古くから見られ、西アフリカのジャンベ演奏やクバ王国の太鼓音楽に代表されます。
ポリリズムが重要な役割を果たす音楽ジャンルや場面には以下のものがあります。
- アフリカ伝統音楽:ポリリズムの源流とも言われ、複数の打楽器が異なる拍を同時に奏でる
- ジャズ・フュージョン:ドラムとベースが異なる拍節を意図的にずらすことで独特の揺らぎを出す
- クラシック現代音楽:バルトーク・ストラヴィンスキーらが作品に積極的に取り入れた
- ポピュラー音楽:KanyeWestの楽曲「Stronger」などでも使われ、複雑なビートを演出する
ポリリズムとポリメーターはしばしば混同されますが、ポリメーターは拍子記号が異なる複数のパターンを重ねるのに対し、ポリリズムは同一の時間軸の中で異なる分割比率のリズムを重ねる点が異なります。
使い方・例文
ドラマーが4分音符で4拍を刻む中、ピアニストが3連符のフレーズを繰り返すと、ずれが生まれては戻る独特のうねりが生まれます。これがポリリズムの典型的な使われ方です。
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