ボウフラとは?
ぼうふら
ボウフラとは、蚊の幼虫のことで、水中で棒のように体を振りながら泳ぐ姿から名付けられた小さな水生生物です。
ボウフラとは、双翅目カ科(蚊)の幼虫を指す日本語の俗称です。蚊のメスは水面に卵を産み付け、卵から孵化した幼虫がボウフラ、その後の蛹を「オニボウフラ」と呼びます。「棒振り」が語源とされ、体を棒のようにして上下に揺らしながら水中を動く独特の動きに由来します。
ボウフラは頭部・胸部・腹部の3部分からなり、体長は種や成長段階によって異なりますが数ミリ〜1センチ程度です。腹部末端に空気管(呼吸管)または呼吸孔をもち、水面に尾端を向けて水上から空気を取り込んで呼吸します(一部の種は水中の溶存酸素を利用するものもあります)。食性は水中の有機物・藻類・バクテリアなどを食べるろ過摂食者です。
ボウフラが発生する環境として以下が挙げられます。
- 放置した水のたまる容器(バケツ・タイヤ・植木鉢の受け皿など)
- 雨水が溜まった側溝・水たまり
- 池・水田・湿地
蚊の伝染病媒介(マラリア・デング熱・日本脳炎など)への対策として、ボウフラの発生源となる水の管理は公衆衛生上非常に重要です。水を定期的に捨てたり流したりすることがボウフラ対策の基本となります。また、メダカなどの魚がボウフラを捕食するため、生物的防除としても活用されています。
使い方・例文
梅雨の時期に庭のバケツや植木鉢の受け皿に水が溜まったままにしておくと、細長い幼虫がくねくねと動いているのを見かけることがあります。これがボウフラで、放置すると蚊が大量発生する原因になります。
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