ホーメイとは?
ほーめい
ホーメイとは、一人の歌い手が同時に複数の音を出す倍音歌唱の技法で、主にモンゴルやトゥバ地方の伝統文化に根ざしています。
ホーメイ(Khoomei/ホーミー)は、喉の形や口腔の共鳴を精密にコントロールすることで、低音の持続音(基音)と、その上に乗る笛のような高い倍音を同時に発声する伝統的な歌唱技法です。「喉歌(のどうた)」とも呼ばれます。
主にモンゴルとロシア連邦のトゥバ共和国で発達しており、それぞれ独自のスタイルを持っています。代表的な種類には以下があります。
- ホーメイ:基本スタイル。柔らかい基音と明瞭な倍音が特徴
- シグィット:口笛のように透明で高い倍音を出すスタイル
- カルグラア:深い喉声で重厚な低音を響かせるスタイル
- エゼンギレール:馬の歩調をイメージしたリズミカルな技法
ホーメイは大自然の音(川の流れ・風・動物の声)を模倣したことに起源があるとされ、シャーマニズムや遊牧文化と深く結びついてきました。2009年にはユネスコの無形文化遺産に登録され、世界的に注目が高まっています。
近年では現代音楽や世界音楽(ワールドミュージック)との融合も進んでおり、その神秘的な音色が国際的なアーティストにも影響を与えています。
使い方・例文
モンゴルや中央アジアの伝統音楽を紹介する番組や、ワールドミュージックのコンサートでホーメイという言葉が使われます。
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