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ペーパークロマトグラフィーとは?

ぺーぱーくろまとぐらふぃー

ペーパークロマグラフィーとは、ろ紙を使って混合物中の成分を分離・分析する実験手法で、理科の授業でインクの成分分離に用いられます。

ペーパークロマグラフィーは、クロマトグラフィー(chromatography)の一種で、ろ紙(クロマトグラフ用紙)を固定相として、溶媒展開液)が毛細管現象によって紙を上昇・展開する際に、混合物中の各成分が異なる速さで移動することを利用して分離する手法です。

基本的な手順は次の通りです。

  • ろ紙の下部に調べたい混合物(たとえばインク)を点状に付ける
  • ろ紙の端を溶媒(水やエタノールなど)に浸す
  • 溶媒がろ紙を上昇するにつれ、各成分が異なる位置まで運ばれる
  • 乾燥後、各成分のスポット位置から成分を同定・分析する
成分の移動距離は「Rf値(リターデーションファクター)」で表され、Rf値=成分の移動距離÷溶媒前線の移動距離で計算します。成分ごとにRf値が異なるため、既知物質と比較することで未知成分の同定が可能です。

ペーパークロマトグラフィーは装置が簡単で扱いやすいため、中学・高校の理科実験として広く取り入れられています。代表的な例として、水性サインペンの黒インクに含まれる複数の色素(青・黄・赤など)を分離する実験があります。食品の色素分析や植物の葉に含まれるクロロフィルの分離など、応用範囲も広い手法です。

使い方・例文

黒いサインペンのインクを水で展開すると、実は複数の色が含まれていることがわかる実験がペーパークロマトグラフィーの典型例です。

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