ペルラージュとは?
ぺるらーじゅ
ペルラージュとは、時計のムーブメント部品の表面に小さな円形の跡を規則的に並べて施す伝統的な装飾仕上げ技法です。
ペルラージュ(perlage)はフランス語で「真珠(パール)状の加工」を意味し、機械式時計のムーブメントを構成する地板・受け・プレートなどの金属部品表面に、細かな円形の研磨跡(くぼみ)を整然と重ねながら全面に施す装飾仕上げ技法です。「パーリング」とも呼ばれます。
加工方法は、先端が丸い木製や樹脂製のスティックに研磨剤を付け、部品表面に押し当てながら少しずつ位置をずらして円状の跡を規則正しく並べていきます。この作業を手作業で繰り返すことで、表面全体に均一な丸い模様が広がります。
ペルラージュには機能的・審美的な両面の意義があります。
- 表面積が増えることで潤滑油の保持能力が向上する
- 金属同士の摩擦を軽減し、部品の耐久性を助ける
- 光の反射が分散され、独特の柔らかな光沢感を生む
- 手作業による施工は職人技の証明となり、付加価値を高める
ペルラージュはシースルーバックを持つ時計では外から見える場合もあり、時計愛好家はその細かさや均一さを品質の指標として評価します。スイス製高級時計や一部の日本製高精度時計のムーブメントに施されることが多い、伝統ある仕上げ技術です。
使い方・例文
「シースルーバック越しに地板を覗くと、ペルラージュによる無数の小さな円形模様が光を受けてきらめき、職人の丁寧な手仕事を感じさせる。」
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