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ベンディング(管楽器)とは?

べんでぃんぐ

ベンディング(管楽器)とは、サックストランペットなどで音程を滑らかに曲げる演奏技法で、ジャズやブルースで独特の表情やグルーヴを生み出すために用いられます。

ベンディング(bending)は、管楽器において音を出しながら音程上下に滑らかに変化させる演奏技法です。ギターの弦を押し上げて音程を変える「チョーキング」に相当する技法で、管楽器特有のアプローチで実現されます。

実現方法は楽器の種類や奏者によって異なります。

  • サックス・クラリネット:アンブシュア(口の形と圧力)を変化させたり、ヴォーカルトラクト(喉・口腔の形状)を調整したりすることで音程をコントロールする
  • トランペット・トロンボーン:唇の圧力や空気圧、スライドの微妙な動きで音程を変化させる
  • フルート:口の向きや角度、息の速度で音程を曲げる

ベンディングはジャズ・ブルース・ファンク・ポップスなどポピュラー音楽で特によく使われます。音と音の間を滑らかにつなぐ「グライド」や、音の頭を少し低い音程からスタートして目標音に向かう「ドゥーン」などの表現がこの技法から生まれます。ブルーノート(ブルースに特有の微妙に低い音程感)を表現するためにも多用されます。

クラシック音楽では一般に使われませんが、ポピュラー・ジャズ・即興演奏の文脈では不可欠な表現手段であり、プレイヤーの個性や「歌心」を最もよく表す技術のひとつとされています。

使い方・例文

ジャズのサックス奏者が音を揺らすように吹いているとき、アンブシュアを使ったベンディングで音程に表情をつけています。レコーディングや演奏では「泣くような」サウンドの演出にも使われます。

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