ヘラチョウザメ科とは?
へらちょうざめか
ヘラチョウザメ科とは、長いへら状の吻を持つ古代魚の仲間で、北米とアジアにそれぞれ1種ずつが現存する希少な淡水魚科です。
ヘラチョウザメ科(Polyodontidae)は、硬骨魚綱チョウザメ目に属する淡水魚の科で、吻(口先)が著しく長くヘラ状に発達していることが最大の特徴です。現生種は世界に2種のみが知られており、いずれも希少な保護対象となっています。
2種の現生種はそれぞれ以下のとおりです。
- アメリカヘラチョウザメ(Polyodon spathula):北米のミシシッピ川水系に生息し、主にプランクトンを鰓耙でこし取って食べる。体長は1〜2メートルに達する。
- ヘラチョウザメ(Psephurus gladius):中国の揚子江(長江)に固有だったが、乱獲や環境破壊により21世紀初頭に絶滅したと考えられている。
この科は約1億年以上前の白亜紀にさかのぼる系統を持ち、「生きた化石」と呼ばれることもあります。ヘラ状の吻には電気受容器(アンプラエ・ロレンチーニ)が分布しており、水中の微弱な電場を感知してプランクトンや小動物を探知する機能があると考えられています。
アメリカヘラチョウザメは食用・養殖の対象ともなっていますが、個体数は減少傾向にあり保護活動が進められています。
使い方・例文
水族館の淡水魚コーナーで、長いへら状の吻が印象的なアメリカヘラチョウザメを見かけることがあり、その独特の外見から「古代魚」として紹介されます。
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