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ヘキソキナーゼとは?

へきそきなーぜ

ヘキソキナーゼとは、解糖系の最初の反応を触媒する酵素で、グルコースにリン酸基を付加してグルコース6-リン酸を生成する働きをします。

ヘキソキナーゼ(Hexokinase)は、細胞内のエネルギー代謝経路である解糖系において最初の反応ステップを担う酵素です。ATPを利用してグルコース(ヘキソース)の6位の炭素にリン酸基を転移し、グルコース6-リン酸(G6P)を生成します。この反応は不可逆的であり、グルコースを細胞内に「閉じ込める」役割を果たします。

反応式と特徴:グルコース + ATP → グルコース6-リン酸 + ADP という反応を触媒します。グルコース6-リン酸は細胞膜を通過できない帯電分子となるため、この反応によってグルコースが細胞外へ漏れ出るのを防いでいます。ヘキソキナーゼはグルコースのほかマンノースやフルクトースなど複数の六炭糖に対しても作用します。

アイソザイムと臓器差:ヒトにはヘキソキナーゼI〜IVの4種類のアイソザイムがあります。

  • ヘキソキナーゼI〜III:脳・筋肉など多くの組織に分布、グルコースへの親和性(Km値)が低く低濃度でも活性を示す
  • ヘキソキナーゼIV(グルコキナーゼ):肝臓・膵臓β細胞に特異的、高濃度グルコースに応答して活性化

疾患との関連:がん細胞ではヘキソキナーゼII型が過剰発現し、解糖系を亢進させる「ワールブルク効果」の一因となっています。また、グルコキナーゼ(HK IV)の変異は遺伝性糖尿病(MODY2型)と関連します。

使い方・例文

細胞がブドウ糖をエネルギーに変換する最初のステップとして、ヘキソキナーゼが教科書の解糖系の図に必ず登場します。がん代謝研究でもこの酵素は注目されています。

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