プロナオスとは?
ぷろなおす
プロナオスとは、古代ギリシャ・ローマの神殿において、本体(ナオス)の前に設けられた玄関廊のことで、内陣への入口にあたる空間です。
プロナオス(Pronaos、ギリシャ語:προναός)とは、古代ギリシャおよびローマ時代の神殿建築において、中心となる内陣(ナオス、またはケラ)の前に位置する前室・玄関廊のことを指します。「プロ(前)」と「ナオス(神殿内部)」を組み合わせた言葉です。
典型的なギリシャ神殿の平面構成は、前面から順に次のように区分されます。
- プロナオス——前廊、柱列の間にある玄関空間
- ナオス(ケラ)——神像を安置する中心的な内陣
- オピストドモス——後室(全ての神殿に存在するわけではない)
プロナオスは通常、外側の列柱廊(ペリスタイル)に接続し、ナオスへの扉の前に設けられた半外部的な空間として機能します。儀礼的・象徴的にも内部の聖域(ナオス)への移行を段階的に演出する重要な空間でした。
パルテノン神殿やヘファイストス神殿などアテネの著名な神殿にもプロナオスが明確に存在し、古典建築の間取りを学ぶ上で欠かせない基本用語です。ローマのテンプルム建築にも同様の前廊構成が受け継がれました。
使い方・例文
古代ギリシャ神殿の平面図を読み解く際や、西洋建築史の授業でプロナオスという用語が平面構成の説明に使われます。
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