プレーリースタイルとは?
ぷれーりーすたいる
プレーリースタイルとは、フランク・ロイド・ライトが20世紀初頭に確立した、水平線を強調した低くのびやかな形態を特徴とするアメリカ独自の住宅建築様式のことです。
プレーリースタイル(Prairie Style)とは、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが1900年代初頭に打ち立てた建築様式で、広大なアメリカ中西部の平原(プレーリー)の景観から着想を得た、水平性を強調した低くおおらかなデザインが特徴です。
従来のヴィクトリア朝風の住宅が垂直性・装飾性を追求したのとは対照的に、プレーリースタイルは以下のような特徴を持ちます。
- 低い勾配屋根と幅広い軒の張り出し
- 水平方向に伸びる外観ラインの強調
- 部屋を仕切る壁を最小化した開放的な間取り(オープンフロアプラン)
- 暖炉を中心とした有機的な空間構成
- 自然素材(煉瓦・木材・石)の活用
ライトは「建物は周囲の自然と調和すべき」という「オーガニック建築」の思想をプレーリースタイルを通じて体現しました。代表作にはシカゴ近郊にあるロビー邸(1910年)があり、現在もユネスコ世界遺産の一部として保存されています。
プレーリースタイルはアメリカの近代建築に大きな影響を与えただけでなく、ヨーロッパのモダニズム建築にも刺激を与え、20世紀建築史における重要な転換点のひとつとして位置づけられています。
使い方・例文
フランク・ロイド・ライトの代表作「ロビー邸」を紹介する際に「プレーリースタイルの傑作であり、低い屋根と横に広がる構成が草原の風景と共鳴している」という形で使われます。
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