プレーリーとは?
ぷれーりー
プレーリーとは、北アメリカ大陸の内陸部に広がる広大な温帯草原地帯のことで、肥沃な土壌と乾燥した気候が特徴の地理的・生態的な区分です。
プレーリー(Prairie)とは、北アメリカ大陸の中央部から西部にかけて広がる温帯草原の総称です。カナダ南部からアメリカ合衆国のグレートプレーンズにかけての広大な地域を指し、ロッキー山脈の東側から中西部の森林地帯の西側まで広がっています。フランス語で「牧草地・草原」を意味する言葉に由来します。
プレーリーの気候は、夏は比較的暑く冬は厳寒になる大陸性気候で、年間降水量は地域によって大きく異なります。これにより、草の丈や植生の種類が変化することから、一般に次の3つのゾーンに分類されます。
- 背の高い草のプレーリー(トールグラスプレーリー):降水量が多い東部に分布。かつてはイリノイ州やアイオワ州など。
- 混合草のプレーリー(ミックストグラスプレーリー):中間的な地域。
- 背の低い草のプレーリー(ショートグラスプレーリー):乾燥した西部に分布。コロラド・カンザスなど。
かつてのプレーリーにはアメリカバイソン(バッファロー)が数千万頭生息していたとされますが、19世紀の乱獲と農地開発によってその大部分が姿を消しました。現在、プレーリーの大半はトウモロコシや小麦の農地、牧場として利用されており、原生の草原はわずかしか残っていません。
プレーリーの豊かな腐植土(黒土)は世界有数の農業地帯を生み出しており、北アメリカが「世界の穀倉」と呼ばれる基盤となっています。生態学的にも独自の生物多様性を持つ重要な生態系として、保全活動が進められています。
使い方・例文
「プレーリーを横断すると、地平線まで草原が続く北アメリカの雄大さを実感できる」のように、地理・生態・北米の自然に関する話題で登場します。
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