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カンポセラードとは?

かんぽせらーど

カンポセラードとは、ブラジル中部に広がる熱帯サバンナ性の草原・低木地帯で、世界有数の生物多様性を誇る生態系です。

カンポセラード(Campo Cerrado)は、ブラジルの中西部から南東部にかけて広がる熱帯サバンナ草原地帯の総称です。ポルトガル語で「閉じた野原」を意味し、乾季と雨季が明確に分かれる気候のもとで成立しています。

この生態系の特徴は、雨季には青々とした草が茂り、乾季には大地が茶色く乾燥するという周期的な変化にあります。樹木は低く曲がりくねった形状をしており、これは季節的な乾燥や定期的に発生する自然火災への適応と考えられています。土壌は酸性で鉄分・アルミニウムを多く含む貧栄養土が大半を占め、特殊な環境ゆえに独自の植物相が発達しました。

生物多様性の観点からは、アマゾンに次ぐブラジル第二の生態系ホットスポットとされており、以下のような特徴があります。

  • 維管束植物は1万種以上、そのうち約45パーセントが固有種
  • オオアリクイ、マテイロなどの絶滅危惧哺乳類が生息
  • 多種多様な鳥類・爬虫類・両生類が確認されている

しかし20世紀後半以降、農地や牧場への大規模転換が進み、本来の植生が残る面積は急速に減少しています。国際的な保全機関からも優先保護地域として指定されており、持続可能な農業との両立が大きな課題となっています。

使い方・例文

環境教育や生態系研究の文脈で「カンポセラードの生物多様性はアマゾン熱帯雨林に匹敵する重要性を持つ」のように言及されます。また、ブラジルの農業開発政策を議論する際、大豆・サトウキビ農地との競合問題として登場することも多いです。

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