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プルキンエ線維とは?

ぷるきんえせんい

プルキンエ線維とは、心臓電気刺激を心室の筋肉全体に素早く伝える特殊な心筋線維で、心臓が規則正しく収縮するために不可欠な伝導系の一部です。

プルキンエ線維(Purkinje fibers)は、心臓の刺激伝導系を構成する特殊な心筋細胞で、ヤン・エヴァンゲリスタ・プルキニェによって19世紀に記載されたことからその名があります。

心臓は洞房結節ペースメーカー)で発生した電気信号を、房室結節→ヒス束→左右の脚(束枝)→プルキンエ線維の順で伝えます。プルキンエ線維は心室の内壁(心内膜側)に広く網状に分布しており、このネットワークが電気信号を心室全体へ一気に行き渡らせます。

プルキンエ線維の主な特徴は次のとおりです。

  • 通常の心筋細胞より電気の伝導速度が著しく速い(毎秒2〜4メートル以上)
  • 心筋線維よりも大きく、特殊な形状を持つ
  • 心室の収縮が心尖部(下端)から心基部(上端)へ向かう適切な順序で起きるよう調整する

プルキンエ線維の伝導が乱れると心室内の興奮が不均一になり、心室性不整脈の原因となることがあります。また、心電図(ECG)のQRS波はプルキンエ線維を含む心室全体の興奮を反映しており、医療診断の重要な指標となっています。

使い方・例文

「心臓が規則的に収縮できるのは、プルキンエ線維が電気信号を心室の隅々まで瞬時に届けているからです。」

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