プッシュバックとは?
ぷっしゅばっく
プッシュバックとは、空港で航空機が自力では後退できないため、専用のトーイングトラクターが機体を押して駐機スポットから誘導路へ移動させる作業のことです。
プッシュバック(pushback)は、航空機の出発準備の一環として行われる地上作業で、エンジンを使って自力後退できない航空機をトーイングカー(トーイングトラクター)と呼ばれる専用車両で後ろに押し出す操作を指します。
ジェット旅客機はエンジンが後方に向かって推力を出す構造上、自力での後退(リバーススラスト)は安全上許可されておらず、また後退しながらターミナルや他の機体に接近することも危険を伴うため、プッシュバック作業が必要となります。
プッシュバックの手順はおおむね以下のとおりです。
- グランドクルーがトーイングカーを機体の前輪(ノーズギア)に連結する
- コックピットのパイロットと地上係員がインターホンで交信しながら作業を進める
- 管制塔の許可を得てトーイングカーが機体を押して後退させる
- 所定の位置でトーイングカーを切り離し、航空機は自力で滑走路へ向かう
プッシュバック中はコックピットとグランドクルーの緊密なコミュニケーションが不可欠であり、ヘッドセットによる交信や手信号が組み合わせて使われます。また、エンジン始動はプッシュバック中または完了直後に行うのが一般的です。空港で窓から眺めると頻繁に見られる作業で、旅客機の出発シーンの象徴的な光景のひとつです。
使い方・例文
「搭乗が完了した旅客機は、トーイングカーによるプッシュバックでゲートを離れ、エンジンを始動しながら誘導路へと進んでいった。」
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