ブレスト=リトフスク条約とは?
ぶれすとりとふすくじょうやく
ブレスト=リトフスク条約とは、1918年に革命後のロシアと同盟国(ドイツ・オーストリアなど)の間で結ばれた単独講和条約で、ロシアが第一次世界大戦から離脱するために締結した歴史的な協定です。
ブレスト=リトフスク条約とは、1918年3月3日に現在のベラルーシ(当時の都市ブレスト=リトフスク)において、ソヴィエト・ロシアとドイツ・オーストリア=ハンガリー・ブルガリア・オスマン帝国の同盟国側との間で締結された講和条約です。
1917年11月のロシア革命(十月革命)でレーニン率いるボリシェヴィキが政権を掌握すると、革命政府はただちに「平和についての布告」を出し、戦争からの離脱を目指しました。しかし交渉は難航し、ドイツ軍が攻勢を再開したため、ロシアはきわめて不利な条件を受け入れることになりました。
条約の主な内容は以下のとおりです。
- ロシアはポーランド・バルト三国(エストニア・ラトヴィア・リトアニア)・フィンランド・ウクライナなど広大な領土をドイツ側に割譲
- ロシアはおよそ100万平方kmの領土と人口の約3分の1を失うとされた
- 多額の賠償金の支払い
この条約は第一次世界大戦の東部戦線を終結させましたが、ロシアにとっては屈辱的な内容でした。同年11月にドイツが敗北して第一次世界大戦が終わると、ロシアはブレスト=リトフスク条約を破棄し、領土の多くを取り戻しました。この条約は「戦時中の政治的現実主義」と「革命政権の苦渋の選択」を示す歴史的事例として今も研究されています。
使い方・例文
世界史の授業で「ロシア革命後のソヴィエト政権がドイツと単独講和を結んだ条約はどれか」という問いに対して、ブレスト=リトフスク条約が答えとなります。
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