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ブルンネル腺とは?

ぶるんねるせん

ブルンネル腺とは、十二指腸の粘膜下層に分布するアルカリ性の粘液を分泌する腺で、胃酸から腸壁を守る役割を担う消化管の組織です。

ブルンネル腺(Brunner腺)は、十二指腸腺とも呼ばれ、小腸の最初の部分である十二指腸の粘膜下層(粘膜の一層深い層)に集中して存在する外分泌腺です。17世紀スイス解剖学者ヨハン・コンラート・フォン・ブルンナーにちなんで命名されました。

ブルンネル腺の主な機能は、アルカリ性の粘液を分泌することです。胃から送り込まれた食べ物(食塊)には強い塩酸(胃酸)が含まれており、そのままでは十二指腸の粘膜が傷ついてしまいます。ブルンネル腺が分泌するアルカリ性の粘液には次の働きがあります。

  • 胃酸を中和し、腸壁の粘膜を保護する
  • 粘膜表面を覆ってコーティングし、物理的なダメージを防ぐ
  • 消化酵素が適切に働ける弱アルカリ性の環境を整える

ブルンネル腺は十二指腸球部(胃に近い上部)に特に密集しており、下部に向かうほど少なくなります。分泌は迷走神経(副交感神経)や消化管ホルモンであるセクレチン・ガストリンなどによって調節されています。

臨床的に重要なのは、ブルンネル腺が増殖してブルンネル腺腫(過形成)を形成する場合で、内視鏡検査で小さなポリープとして発見されることがあります。多くは良性ですが、稀に出血や閉塞を引き起こすこともあります。

使い方・例文

内視鏡検査で十二指腸球部に小さなポリープが見つかった際、組織を調べるとブルンネル腺の過形成(ブルンネル腺腫)と診断されることがあり、多くは経過観察で対応します。

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