ブリギッドとは?
ぶりぎっど
ブリギッドとは、ケルト神話およびアイルランドの聖人伝に登場する火・詩・鍛冶・癒しを司る女神(および聖女)です。
ブリギッド(Brigid / Brigit)はアイルランドを中心とするケルト文化圏で信仰された女神であり、後にキリスト教の聖人としても崇敬された特殊な存在です。その名はケルト語で「高貴な者」「輝く者」などを意味するとされます。
神話上のブリギッドはダーナ神族(トゥアハ・デ・ダナン)の一員で、詩・学問・鍛冶・癒し・炉火を司ります。三人の娘がいずれも同じブリギッドという名を持つとも伝えられ、三位一体的な性格を持つ女神とみなされることがあります。
キリスト教の伝播後、ブリギッドの信仰は聖ブリギッド(453年頃〜524年頃)の崇拝と習合しました。聖ブリギッドはアイルランドの守護聖人の一人で、キルデアに修道院を創建したとされます。彼女の祝日である2月1日は、ケルトの春の祭り「インボルク」と重なり、古い信仰と新しい宗教が融合した例として知られています。
現代でもブリギッドの十字架はアイルランドの伝統工芸品として親しまれており、ウィッカや現代異教主義でも重要な女神として位置づけられています。火と創造性の象徴として、詩人や芸術家の守護者ともされています。
使い方・例文
アイルランド旅行の土産物として「ブリギッドの十字架」が売られているように、ケルト文化や聖人崇拝を扱う文脈でよく登場する名前です。
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