パーンとは?
ぱあん
パーンは、ギリシア神話に登場する牧人と羊飼いの守護神で、半人半山羊の姿を持ち、葦笛(シュリンクス)を奏でる野性的な神として知られています。
パーン(Pan)は、ギリシア神話における野や森、牧人・羊飼い・狩猟の神です。上半身は人間、下半身は山羊という独特の外見を持ち、頭には山羊の角が生えています。その奇異な姿ゆえ、誕生直後に母親に捨てられたとも伝えられますが、ヘルメスの子とされる説が一般的です。
パーンは葦笛(パンパイプ、シュリンクス)の発明者として知られています。これは水の精霊ニュンペーのシュリンクスを追いかけた際、彼女が葦に姿を変えたことで、その葦を束ねて笛を作ったという神話に由来します。この逸話はのちに多くの芸術作品に描かれました。
パーンに関連する主な特徴と逸話には以下のものがあります。
- トロイア戦争でもアルカディアの神として信仰された
- 突然大きな叫び声を上げて人々を恐怖に陥れる「パニック」の語源とされる
- ディオニュソスの従者としても描かれ、酒宴や豊穣の場に登場する
- ローマ神話ではシルウァヌスやファウヌスと同一視された
パーンは自然の不可思議な力や原始的な野生の象徴とされ、近代においても文学や音楽、美術のモチーフとして頻繁に取り上げられます。ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」など、彼を題材にした芸術作品は世界中に多数存在します。
使い方・例文
「ギリシア神話の授業や西洋美術の解説では、葦笛を持つ半人半山羊の神としてパーンが登場することが多いです。」
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