フリードリヒ・エーベルトとは?
ふりーどりひえーべると
フリードリヒ・エーベルトとは、ドイツ初の民主的共和国であるワイマール共和国の初代大統領を務めた社会民主党の政治家です。
フリードリヒ・エーベルト(1871年〜1925年)は、ドイツの政治家で、社会民主党(SPD)の指導者として第一次世界大戦後のドイツ革命を収拾し、ワイマール共和国の初代大統領(1919年〜1925年)を務めた人物です。
靴職人の息子として生まれた労働者階級出身のエーベルトは、社会民主運動の中で頭角を現し、1913年にSPD党首に就任しました。1918年、敗戦により皇帝ヴィルヘルム2世が退位すると、共和国の樹立を宣言し、臨時政府を率いてドイツの混乱収拾にあたりました。
エーベルトの課題は多岐にわたりました。
- 左翼急進派(スパルタクス団)の武装蜂起を鎮圧し、社会主義革命を抑止した
- 旧軍部・旧官僚機構との妥協によって国家の安定を優先した
- 1919年のヴェルサイユ条約受け入れという困難な決断を主導した
これらの政策は左翼から「反革命の裏切り者」、右翼から「敗戦の責任者」と批判を受け続けましたが、エーベルトは民主主義の枠組みを守ることを最優先としました。在任中に体調を崩し、1925年に54歳で死去。後任にはヒンデンブルク元帥が選ばれ、その後の政治的混乱が続きました。
使い方・例文
「フリードリヒ・エーベルトはワイマール共和国の初代大統領として、敗戦後のドイツ民主化を主導したが、左右両翼からの批判にさらされ続けた」というように、ドイツ近現代史を学ぶ場面で頻繁に登場します。
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