フラーレンとは?
ふらーれん
フラーレンとは、炭素原子だけで構成された球状やチューブ状の分子で、炭素の同素体の一つです。
フラーレンとは、炭素原子のみが結合してできた中空のケージ状分子の総称です。炭素の同素体としては、ダイヤモンドや黒鉛(グラファイト)がよく知られていますが、フラーレンはそれらとは異なる第三の形態として注目されています。
最も代表的なフラーレンはC₆₀(バックミンスターフラーレン)で、60個の炭素原子がサッカーボールのような正二十面体に近い形を作っています。名前はこの形状がアメリカの建築家バックミンスター・フラーが設計したジオデシックドームに似ていることに由来します。1985年にクロートらによって発見され、1996年にノーベル化学賞が授与されました。
フラーレンの主な種類と特徴を挙げると次のとおりです。
- C₆₀:球状で最も安定した基本形
- C₇₀:ラグビーボール形でC₆₀に次いで多く生成
- カーボンナノチューブ:筒状に延びたフラーレンの一種
- グラフェン:単層のシート状炭素
フラーレンは特異な電子的・光学的性質を持ち、有機薄膜太陽電池の電子受容体、医薬品キャリア、潤滑剤、半導体材料などへの応用が研究されています。ナノテクノロジーの重要な素材として、今後の材料科学や医療分野での活躍が期待されています。
使い方・例文
フラーレンはサッカーボール型のC₆₀が有名で、太陽電池の効率化や新型医薬品の研究など、最先端の科学技術の素材として登場します。
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