フランソワ・ミッテランとは?
ふらんそわみってらん
フランソワ・ミッテランとは、フランス第五共和政初の社会党出身大統領であり、14年間の長期政権で欧州統合とフランス国内改革を主導した政治家です。
フランソワ・ミッテラン(François Mitterrand、1916〜1996年)は、フランスの第21代大統領(在任1981〜1995年)です。社会党の党首として長年の野党生活を経て大統領選に当選し、フランス第五共和政において初の左翼・社会党出身大統領となりました。
就任直後は急進的な経済左派路線を採用し、主要産業の国有化や最低賃金引き上げ、週35時間労働制への道筋など社会主義的政策を推進しました。しかし経済危機に直面して路線を修正し、現実主義的な経済政策に転換します。
ミッテランの在任中の主な業績は以下のとおりです。
- 死刑制度の廃止(1981年)という歴史的な人権政策の実現
- ドイツとの協力によるヨーロッパ統合(マーストリヒト条約)の推進
- ルーブル美術館のガラスのピラミッドなど「グラン・トラヴォー」と呼ばれる大規模公共建設計画
- 東西ドイツ統一に際した外交的関与
保守派が議会多数派を占めた時期には「コアビタシオン(左右同居政権)」という独特の政治形態を経験しました。14年という長期政権は第五共和政最長であり、フランス現代政治に大きな足跡を残しています。
使い方・例文
フランス現代政治や欧州統合史を学ぶ際に、マーストリヒト条約を推進した指導者としてミッテランの名が必ず出てきます。
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