フォンズ原則とは?
ふぉんずげんそく
フォンズ原則とは、アーカイブ学における基本原則で、文書はその作成元(出所)ごとに分類・管理すべきという考え方のことです。
フォンズ原則(Principle of Provenance、出所原則)とは、文書館・アーカイブ学の基礎となる考え方で、「異なる出所(組織・個人)から生じた記録は混合してはならず、それぞれの出所ごとに管理されるべきである」という原則です。フランス語で「fonds(フォン)」は記録群を意味し、各出所が生み出した記録の集合体を指します。
この原則は19世紀のフランスとドイツで独立して確立されました。1841年にフランス国立公文書館がrespect des fonds(記録群の尊重)を公式採用し、その後ドイツでもProvenanzprinzip(出所原則)が提唱されました。これにより近代アーカイブ学の礎が築かれました。
フォンズ原則が重視される理由は次の通りです。
- 文書の文脈(誰が・なぜ・いつ作成したか)が保たれる
- 証拠としての信頼性と完全性が維持される
- 後からの主題別分類による文脈の破壊を防ぐ
- 組織の活動記録としての有機的なつながりを保存できる
フォンズ原則はデジタルアーカイブの時代においても基本方針であり続けており、電子記録の管理システム設計においても出所情報のメタデータ保持として実装されています。
使い方・例文
ある企業の文書を整理する際、部門ごと・担当者ごとに記録群を分けて保存する方法がフォンズ原則の実践例です。
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