フォッサマグナとは?
ふぉっさまぐな
フォッサマグナとは、本州を東西に分断する大規模な地溝帯で、日本列島の地質・地形を特徴づける構造境界です。
フォッサマグナ(Fossa Magna)はラテン語で「大きな溝」を意味し、本州中央部に南北に走る大規模な構造陥没帯(地溝帯)のことです。19世紀後半にドイツ人地質学者ハインリヒ・エドムント・ナウマンが発見・命名しました。
フォッサマグナの西縁は、新潟県糸魚川市から静岡市に至る「糸魚川‐静岡構造線(糸静線)」によって明確に画されています。東縁については諸説あり、関東山地の西縁から東縁部にかけての範囲と考えられています。この地溝帯の内部には新生代の地層が厚く堆積しており、古い地質体が沈み込んだ形になっています。
フォッサマグナが重要な理由は次のとおりです。
- 日本列島を地質学的に「西南日本」と「東北日本」に二分する境界となる
- 地形的にも南アルプス・北アルプスなど日本の主要な山脈の分布に影響している
- 糸魚川‐静岡構造線沿いでは翡翠(ひすい)の原石が産出することで知られる
- プレート境界に近く、地震活動が活発な地帯でもある
フォッサマグナ地域の地質は日本列島の形成史を解明する鍵であり、ナウマンの研究は現代地球科学の礎となっています。糸魚川市には「フォッサマグナミュージアム」が設けられ、翡翠とともに地質遺産として広く紹介されています。
使い方・例文
「糸魚川‐静岡構造線がフォッサマグナの西縁にあたる」というように、地理や地質の解説で日本列島の成り立ちを語る場面で登場します。
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