フェリペ4世 (スペイン王)とは?
ふぇりぺよんせい
フェリペ4世とは、17世紀のスペイン国王で、ベラスケスを宮廷画家として庇護した芸術の庇護者であり、三十年戦争など激動の時代を統治した君主です。
フェリペ4世(Felipe IV、1605〜1665年)は、ハプスブルク朝スペイン国王で、1621年から1665年まで在位しました。父フェリペ3世の後を継いで16歳で即位し、約44年という長期にわたってスペインを統治しました。
フェリペ4世の治世は、スペインが「覇権国家」から衰退へと向かう転換期にあたります。ヨーロッパ全土を巻き込んだ三十年戦争(1618〜1648年)では多大な資源を費やし、1648年のウェストファリア条約でスペインの国際的地位は大きく低下しました。またポルトガルやカタルーニャの反乱にも直面しました。
政治的には宰相オリバーレス伯爵公に実権を委ねる部分が大きく、集権化政策が各地の反発を招きました。
一方、文化・芸術の分野では「スペイン黄金世紀」の最盛期を体現しました。
- 宮廷画家ディエゴ・ベラスケスを終生庇護
- 『ラス・メニーナス』など傑作の制作を支援
- カルデロン・デ・ラ・バルカらの劇作家を保護
使い方・例文
美術史の授業や美術館の解説では、ベラスケスの作品を語る際にフェリペ4世の名が必ず登場します。プラド美術館の展示でも中心的な位置を占めます。
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