ファエオグラフィスとは?
ふぁえおぐらふぃす
ファエオグラフィスは、熱帯・亜熱帯地域の樹皮や岩面に生育する地衣類の一属で、細長い子器が特徴的です。
ファエオグラフィス(Phaeographis)は、地衣類の中でもグラフィス科(Graphidaceae)に属する一属です。地衣類とは菌類と藻類が共生した生物体で、ファエオグラフィスはその中でも殻状地衣類に分類されます。殻状地衣類は基物(岩や樹皮など)に密着して広がるため、簡単にはがすことができません。
ファエオグラフィスの最大の特徴は、子実体(子器)の形状にあります。子器は細長い線状や分岐した形をしており、文字が書かれているように見えることから、グラフィス属など近縁グループとともに「文字地衣類」とも呼ばれることがあります。葉状体は灰白色から灰褐色を呈することが多いです。
分布は主に熱帯・亜熱帯地域に集中しており、東南アジア・南アジア・アフリカ・中南米などの森林地帯で多くの種が記録されています。日本でも沖縄や南西諸島などの暖かい地域で一部の種が確認されます。樹皮生(木の皮に生育する)の種が多く、森林生態系の多様性指標としても利用されることがあります。地衣類研究では種の同定が難しいグループの一つとされています。
使い方・例文
「熱帯雨林の調査では、樹皮に細長い線状の子器を持つファエオグラフィスの仲間が多数見つかることがあります。」
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