ピティヴィエとは?
ぴてぃびえ
フランス・ロワール地方の町ピティヴィエが発祥の、パイ生地にフランジパーヌクリームを詰めた伝統的な焼き菓子です。
ピティヴィエ(Pithiviers)は、フランスのロワレ県にある町ピティヴィエにちなんで名づけられた古典的なフランス菓子です。丸いパイ皿形に成形されたフィユタージュ(折りパイ生地)の間に、アーモンドクリーム(フランジパーヌ)を詰めて焼き上げ、表面に美しい渦巻き・羽根状の模様を刻んで艶出し卵を塗るのが特徴です。
フランジパーヌはバター・砂糖・卵・アーモンドパウダーを合わせたリッチなクリームで、焼くとしっとりとした食感に仕上がります。表面の切り込み模様は職人の技術を示すものとして重視され、仕上がりの美しさもピティヴィエの評価基準のひとつです。
ピティヴィエには二種類の解釈があります。
- 菓子としてのピティヴィエ:アーモンドクリームを詰めた甘い焼き菓子
- 料理としてのピティヴィエ:肉・野菜・フォアグラなど塩味の具材を包んだ「アン・クルート」形式のパイ(ガストロノミー料理として近年フランスのレストランで人気)
菓子版はエピファニー(公現祭)の時期にフランス全土で食べられる「ガレット・デ・ロワ」に形・材料が非常に似ており、混同されることも多いですが、ガレット・デ・ロワにはフェーブ(陶製の人形)が隠されるという文化的慣習がある点で区別されます。フランス菓子の基礎を学ぶうえで欠かせない定番品のひとつです。
使い方・例文
フランス菓子店やパティスリーで「ピティヴィエ」を注文すると、表面に美しい渦模様が刻まれたアーモンド風味の丸いパイが提供されます。
この用語をシェア
最終更新: