ピアストルとは?
ぴあすとる
ピアストルとは、かつて中東・東南アジア・北アフリカなどの広範な地域で使用されていた通貨単位の名称です。
ピアストル(piastre、またはpiaster)は、オスマン帝国時代に広く流通した銀貨「クルシュ」のヨーロッパ的な呼称として定着した通貨単位で、後に多くの国・地域で採用されました。語源はイタリア語の「piastra(平たい金属板)」に由来するとされています。
歴史的には17世紀頃からオスマン帝国の交易圏で使われ、ヨーロッパとの貿易拡大とともに中東・北アフリカ・東南アジアにも伝播しました。フランスの植民地支配の影響で、インドシナ(現在のベトナム・カンボジア・ラオス)でも「ピアストル」という名称の通貨が流通した時期があります。
現代においてピアストルという名称が残っている主な例は以下の通りです。
- エジプトポンドの補助単位(1ポンド=100ピアストル)
- レバノンポンドの補助単位
- シリアポンドの補助単位
- スーダンポンドの補助単位
ピアストルは単独の通貨としてではなく、主要通貨の100分の1にあたる補助単位として現代も使われており、歴史的な交易路と植民地時代の遺産が現在の通貨制度に残っていることを示す好例です。
使い方・例文
エジプトで買い物をすると、おつりが「ピアストル」単位で返ってくることがあり、日本円の「銭」に相当する補助単位として日常的に使われています。
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