ビーバー科とは?
びーばーか
ビーバー科とは、半水生のげっ歯類であるビーバーを含む哺乳類の科で、現生種はアメリカビーバーとユーラシアビーバーの2種のみです。
ビーバー科(Castoridae)は、哺乳綱・齧歯目(げっ歯目)に属する科で、現生種はアメリカビーバー(Castor canadensis)とユーラシアビーバー(Castor fiber)の2種のみが知られています。かつては北半球を中心に多様な種が生息していましたが、現在は非常に少ない種数で構成されています。
ビーバーは体長70〜130cm、体重10〜35kgに達する大型のげっ歯類で、扁平なしっぽと発達した後足の水かきが特徴です。強力な門歯で木を噛み倒し、枝・泥・石などで川をせき止めてダムと「ロッジ」と呼ばれる巣を作る行動が最もよく知られています。このダム建設により池や湿地が形成され、多くの生物が生息できる環境が作られるため、ビーバーは「生態系エンジニア」と呼ばれます。
分布と状況は以下のとおりです。
- アメリカビーバー:北米全域に広く分布。個体数は比較的安定している。
- ユーラシアビーバー:ヨーロッパ・ロシア・モンゴルに分布。毛皮採取で一時絶滅危機に瀕したが、保護活動で回復しつつある。
ビーバーの毛皮・麝香腺(じゃこうせん)は歴史的に高い商品価値をもち、17〜19世紀のヨーロッパや北米では乱獲が問題になりました。現在は多くの地域で保護されており、湿地の保全や水質改善への貢献から、自然再生プロジェクトで意図的に再導入されるケースも増えています。
使い方・例文
学校の教科書で「ダムを作る動物」として紹介されることが多く、生態系エンジニアの代表例として環境学習の場面でも取り上げられます。
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