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ビラアン族とは?

びらあんぞく

ビラアン族とは、フィリピン南部のミンダナオ島に暮らす先住民族で、独自の言語・信仰・芸術文化を持つ山岳民族です。

ビラアン族(B'laan / Bilaan)は、フィリピン南部ミンダナオ島の山岳地帯、特にサランガニ州・南コタバト州・ダバオ・オクシデンタル州周辺に居住する先住民族(IP:Indigenous People)です。人口は数万人規模とされています。

ビラアン族の名称は自称に由来するとされ、「敵の人々」あるいは「高地の人々」を意味するという説があります。独自のビラアン語を持ち、フィリピン公用語であるフィリピノ語や英語とは別系統の言語です。

伝統的な信仰体系では、最高神「ムルン」を中心とした多神論的な精霊信仰が根付いており、自然・祖先・精霊との関係を重視します。スピリチュアルな儀礼は、共同体の重要な出来事(収穫・病気治癒・冠婚葬祭など)に際して行われます。

ビラアン族の芸術文化は非常に豊かで、特にアバカ(マニラ麻)を用いた精巧な織物や刺繍、ガムランに似た金属打楽器「ガンディン」などが知られています。これらの伝統工芸はフィリピンの文化遺産として評価が高まっています。

近代化・開発の波による土地問題や文化的同化圧力が課題となっており、先住民族の権利保護の観点から国内外の注目を集めています。

使い方・例文

フィリピンの先住民族や多文化社会を扱う文脈、あるいはミンダナオ島の地域文化・伝統芸術を紹介する場面で登場します。

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