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ティビ族とは?

てぃびぞく

ティビ族はオーストラリア北部のメルヴィル島とバサースト島に暮らす先住民族で、独自の文化・言語・儀礼を現在も継承しています。

ティビ族(Tiwi)は、オーストラリア北部準州のダーウィン沖に位置するメルヴィル島とバサースト島(合わせてティビ諸島と呼ばれる)を故郷とする先住民族です。大陸本土から隔絶された島嶼環境で独自の文化を発展させてきたため、言語・社会組織・芸術様式において近隣の大陸系先住民とは異なる特徴を持ちます。

ティビ語はオーストラリア語族のなかでも孤立した系統とされ、複雑な接辞体系を持つことで言語学的にも注目されています。社会構造は父系クランを基盤とし、精巧な婚姻制度によって集団間の紐帯が維持されてきました。

文化面では特に以下の要素が知られています。

  • プカマニ(Pukumani)と呼ばれる葬礼儀式:死者を悼む歌・踊り・彫刻された柱(トゥタラ)を用いる
  • ティビ彫刻・絵画:太い曲線文様を特徴とする独自のビジュアルアート
  • ティビ・フットボール:ルールを独自にアレンジしたオーストラリアンフットボールが島内で盛ん

20世紀初頭以降、キリスト教布教や行政管理によって生活様式は変化しましたが、ティビ語教育の復興や伝統芸術の商業化を通じて文化の継承が続けられています。現在も数千人のティビ族が諸島に居住し、自治評議会を通じて土地管理や行政に参加しています。

使い方・例文

オーストラリア先住民族の文化を学ぶ授業や展示で、ティビ族の木彫り柱(トゥタラ)が独自の芸術様式の例として紹介されることがあります。

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