ヒデナイトとは?
ひでないと
ヒデナイトとは、スポジュメン(リシア輝石)の緑色変種で、クロムによる発色が特徴の希少な宝石です。
ヒデナイトは、リチウムを含むケイ酸塩鉱物であるスポジュメン(LiAlSi₂O₆)の緑色変種です。クロムや鉄などの微量元素が結晶中に取り込まれることで、淡い黄緑色から鮮やかなエメラルドグリーンに近い色まで幅広い緑色を呈します。
1879年にアメリカのノースカロライナ州アレクサンダー郡で初めて発見され、その地の鉱山監督者ウィリアム・アール・ヒデン(William Earl Hidden)にちなんで命名されました。産出量が非常に少なく、主な産地はアメリカ(ノースカロライナ州)、ブラジル、マダガスカル、中国などに限られています。
物理的特性としては以下の点が挙げられます。
- モース硬度:6.5〜7
- 劈開(へきかい)が2方向に発達するため、カットが難しい
- 比重:約3.16〜3.20
- 透明感のある硝子光沢
エメラルドグリーンに近い高品質のものは特に珍重され、同じスポジュメン系の宝石であるクンツァイト(ピンク〜紫色)と対をなす存在として宝石市場で評価されています。産出量の希少さから、コレクターや宝石愛好家の間で高い人気を誇ります。
使い方・例文
宝石店で「ヒデナイト」として販売されている石は、エメラルドに似た緑色を持ちながらも独自の透明感があり、希少性の高いコレクターズストーンとして扱われることが多いです。
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