パルビーズ・ムシャラフとは?
ぱるびーずむしゃらふ
パルビーズ・ムシャラフとは、1999年のクーデターでパキスタンの実権を掌握し、2008年まで大統領を務めた軍人・政治家です。
パルビーズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf、1943〜2023)はインドのデリーに生まれ、パキスタン軍に入隊してキャリアを積んだ軍人であり、パキスタンの第10代大統領(在任2001〜2008年)です。
1998年に陸軍参謀長に就任したムシャラフは、1999年10月にナワーズ・シャリーフ首相政権を無血クーデターで打倒し、国家権力を掌握しました。当初は「最高執政官」として実権を握り、2001年に自ら大統領を宣言しました。
2001年9月11日の米国同時多発テロ以降、ムシャラフはパキスタンを「テロとの戦争」の前線国家として米国主導の有志連合に参加させ、アフガニスタンへの軍事作戦を支援しました。この決断は国内のイスラム保守派との緊張を高める一方、国際社会との関係改善に寄与しました。
国内政治においては自由化政策と権威主義的統治が混在し、メディアの部分的自由化を進める一方で、司法の独立を侵害したとして批判も受けました。2007年に非常事態宣言を発令したことで国内外から強い批判を浴び、2008年の選挙で民政移管が実現すると辞任に追い込まれました。その後はドバイに亡命し、2023年に死去しました。
使い方・例文
パキスタンの現代政治史を学ぶとき、軍事クーデターから大統領就任までのムシャラフの経歴が重要な事例として挙げられます。
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