パガン遺跡とは?
ぱがんいせき
パガン遺跡とは、ミャンマー中部のバガン地域に広がる中世の仏教王国パガン朝が残した大規模な仏塔・寺院群の遺跡で、ユネスコ世界遺産に登録されています。
パガン遺跡(バガン遺跡とも)とは、現在のミャンマー(旧ビルマ)中部、エーヤワディー川沿いに位置するバガン(Bagan)地域に残る、パガン朝(9〜13世紀)時代の仏教建築群です。最盛期には数千にのぼる仏塔・寺院・僧院が建設されたとされており、現在も約3,000棟以上の遺構が平野一帯に点在しています。
パガン朝は1044年にアノーヤター王が建国し、上座部仏教を国家宗教として採用した王朝です。歴代の王や貴族が功徳を積む行為として競うように寺院・仏塔を建立し、11〜13世紀にかけて建設ラッシュが続きました。代表的な建築物として以下が挙げられます。
- アーナンダー寺院:11世紀建立、四方に巨大な仏像を配する白亜の寺院
- シュエズィーゴン・パゴダ:アノーヤター王が建立した金色の仏塔
- タビィニュー寺院:バガン最高峰ともいわれる61メートルの大寺院
- ダマヤンジー寺院:バガン最大の平面積を誇る未完の寺院
1287年にモンゴル帝国のフビライ・ハンの侵攻によりパガン朝は崩壊し、その後の荒廃と幾度かの地震による損傷を受けながらも、遺跡は現在まで残されています。2019年にはユネスコの世界文化遺産として正式に登録されました。
現在もバガンは仏教徒の巡礼地として機能しており、日の出・日の入り時には気球から遺跡群を一望する観光が人気を集めています。
使い方・例文
「バガンの平野を覆う数千の仏塔群は、パガン遺跡として世界最大規模の仏教建築群のひとつとされる」のように、東南アジア史・世界遺産・旅行記で頻繁に登場します。
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