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バラスト水とは?

ばらすとすい

バラスト水とは、船舶が貨物を積んでいない際などに安定性を確保するために船底のタンクに積み込む海水のことです。

バラストとは、船舶が積荷を積んでいない状態や積載量が少ない状態において、船体の安定性・バランス・喫水を適切に保つために船内の専用タンク(バラストタンク)に取り込む水のことを指します。港で貨物を降ろした後、船が軽くなりすぎてプロペラや舵が水面から露出するのを防ぐ役割があります。

ラスト水の取り込み・排出の仕組みは次の通りです。貨物を降ろした出発港でその地の海水を取り込み、積荷を積む目的港で排出します。世界の大型商船は年間数十億トン規模のバラスト水を輸送・排出しており、このプロセスが深刻な環境問題を引き起こすことが明らかになっています。

主な環境上の問題点は以下の通りです。

  • バラスト水に混入した外来の魚・貝・プランクトン・細菌が目的港で放出される
  • 外来種が在来生態系を破壊する(例:チェサピーク湾へのムラサキイガイ侵入など)
  • コレラ菌などの病原体拡散リスク

こうした問題を受け、国際海事機関(IMO)は「バラスト水管理条約」を策定し、船舶はバラスト水の処理(紫外線照射・電気分解・フィルタリングなど)を義務付けられるようになりました。バラスト水管理は今日の海運・海洋環境保護における重要な課題のひとつです。

使い方・例文

タンカーが石油を降ろした後に空荷で港を出発する際、船体の安定のためにバラスト水を取り込み、次の積荷港で排出するという使い方をします。

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