バラストとは?
ばらすと
バラストとは、鉄道の線路において枕木の下に敷き詰められる砕石のことで、線路の安定性と排水性を確保する重要な軌道材料です。
バラストとは、鉄道の軌道において枕木(まくらぎ)の下に敷かれる砕石(砕いた岩石)のことです。線路全体の基盤を形成し、列車の通過による振動・荷重を分散させる役割を担っています。
- 荷重分散:列車の重量を広い面積に分散させ、路盤(地盤)への集中荷重を防ぐ
- 排水:雨水を速やかに排水し、線路が水没・軟化するのを防ぐ
- 弾性:列車通過時の衝撃を吸収し、乗り心地を改善する
- 軌間保持:レールと枕木の位置関係を安定に保つ
バラストには通常、花崗岩・安山岩・砂岩などの硬質岩を砕いた石が使われます。石の粒径は30〜60mm程度が標準で、角張った形状が互いにかみ合うことで安定性を高めています。
バラスト軌道の弱点はメンテナンスの手間です。列車の振動により石が徐々にずれ・沈下するため、定期的な「マルチプルタイタンパー」と呼ばれる機械による突き固め作業(バラストタンピング)が必要です。一方、これに対してバラストを使わない「スラブ軌道(コンクリート固定軌道)」は保守が少ない反面、初期コストが高くなります。新幹線や地下鉄ではスラブ軌道も多く採用されています。
使い方・例文
鉄道の線路わきに積まれた灰色の砕石群や、枕木の下に敷き詰められた石がバラストで、整備作業員が機械で石を突き固める保守作業の現場でよく目にします。
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