バスク語とは?
ばすくご
バスク語とは、スペイン北部からフランス南西部にかけてのバスク地方で話される、周囲のどの語族にも属さない孤立した言語です。
バスク語(バスク語名:Euskara)は、スペインとフランスにまたがるバスク地方で話される言語で、現存する言語の中でも系統が不明な孤立語として言語学上特別な位置を占めています。
ヨーロッパに広がるインド・ヨーロッパ語族とはまったく関係がなく、ベルベル語・コーカサス諸語・古代イベリア語との比較研究も行われてきましたが、系統関係を証明するには至っていません。バスク語がどのように発生したかは現在もわかっておらず、ヨーロッパの先住的言語である可能性が示唆されています。
言語的な特徴としては以下のものが挙げられます。
- 能格・絶対格言語であり、自動詞の主語と他動詞の目的語が同じ格(絶対格)で示される
- 格変化が非常に豊富で、格の数は12以上にのぼる
- 動詞形が主語・目的語・間接目的語の人称・数に応じて変化する複雑な体系を持つ
- SOV(主語・目的語・動詞)の語順が基本
話者数はおよそ75万人前後とされており、スペインのバスク州・ナバラ州、フランスのバスク地方がその中心地です。スペイン内戦時代の弾圧を経て一時衰退しましたが、現在はバスク自治州で共同公用語として認定され、教育や行政で積極的に使われています。
使い方・例文
バスク語は系統不明の孤立語として言語学者の間で著名であり、大学の言語学の授業や書籍でも「謎の言語」として紹介されることがあります。
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