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バスク地方とは?

ばすくちほう

バスク地方とは、スペインフランスにまたがるピレネー山脈西端の地域で、独自の言語と文化を持つバスク人の故郷として知られます。

バスク地方(バスク語: Euskal Herria)は、ピレネー山脈の西端からビスカヤ湾(ビスケー湾)沿岸にかけて広がる地域で、スペイン側のバスク州とナバラ州北部、フランス側のバスク地方(ピレネー=アトランティック県北部)を合わせた歴史的・文化的な概念です。

最大の特徴は、その言語であるバスク語(エウスカラ)にあります。バスク語は周辺のロマンス語(スペイン語・フランス語)とは系統的に全く異なる孤立した言語で、ヨーロッパでも有数の謎多き言語とされています。バスク人の起源については複数の学説があり、ヨーロッパの先史時代から続く独自の民族集団と考えられています。

歴史的には中世から独自の自治権(フエロス)を持ち、スペインの中央集権化に抵抗してきた歴史があります。20世紀にはフランシスコ・フランコ独裁政権下での文化・言語弾圧への反発から、武装組織ETA(エウスカディ・タ・アスカタスナ)が結成され、数十年にわたって分離独立運動と武力闘争を展開しました。ETAは2018年に正式解散を宣言しており、現在は民主的な手段による独立・自治の議論が続いています。

現在のスペイン・バスク州はスペイン国内でも高い自治権を持つ地域の一つであり、税財政の自治権も認められています。美食文化やサーフィン、ペロタ(バスクのボールゲーム)など独自の生活文化も豊かで、ビルバオのグッゲンハイム美術館に代表される現代建築でも国際的に注目されています。

基本データ

人口 約319万人
面積 20,870 km²

出典:Wikidata

使い方・例文

スペインとフランスにまたがる「バスク地方」は、独自の言語・文化・独立運動を持つ地域として、欧州の民族問題や自治権の議論で頻繁に引用されます。また、バスク料理(ピンチョスなど)やサッカークラブ「アスレティック・ビルバオ」でも知られています。

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