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バクテリオプランクトンとは?

ばくてりおぷらんくとん

バクテリオプランクトンとは、水中を漂いながら生活する微小な細菌類の総称で、水圏生態系の物質循環に不可欠な存在です。

バクテリオプランクトン(bacterioplankton)は、海洋・湖沼・河川などの水中に浮遊して生活する細菌(バクテリア)の総称です。プランクトン(浮遊生物)のうち、細菌ドメインに属する微生物がこれにあたります。サイズは一般に0.2〜2マイクロメートル程度と極めて微小で、肉眼では確認できません。

バクテリオプランクトンが生態系で担う役割は非常に重要です。

  • 有機物の分解・再利用:動植物の死骸や排泄物などの溶存有機物を分解し、無機栄養塩として水中に戻す「分解者」として機能する
  • 微生物ループの担い手:溶存有機炭素を細胞に取り込んで原生生物(鞭毛虫など)に食べられることで、エネルギーを食物連鎖に還流させる「微生物ループ(microbial loop)」の起点となる
  • 炭素循環への貢献:海洋における炭素の固定・放出に関わり、地球規模の炭素循環に影響を与える

海洋では1ミリリットルあたり数十万〜数百万個ものバクテリオプランクトンが存在するとされ、その総数は地球上の生物の中でも最大規模といわれます。栄養塩が豊富な沿岸域では特に密度が高く、富栄養化との関連でも研究が進んでいます。近年はDNA解析技術の発展により、多様な種や代謝機能の解明が急速に進んでいます。

使い方・例文

「海洋の炭素循環を理解するためにバクテリオプランクトンの役割が注目されている」「湖沼の水質調査でバクテリオプランクトンの菌数を測定した」という文脈で登場します。

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