ハーフェズとは?
はーふぇず
ハーフェズとは、14世紀ペルシャを代表する抒情詩人で、「ガザル」の名手として今もイランで最も愛される詩聖です。
ハーフェズ(Hafez、本名:ホージャ・シャムス・ウッディーン・ムハンマド・ハーフェズ・シーラーズィー)は、14世紀のペルシャ(現在のイラン)を代表する偉大な詩人です。「ハーフェズ」という名はアラビア語で「クルアーンを全て暗誦した者」を意味し、彼の深い宗教的素養を示しています。
シーラーズで生まれ育ったハーフェズは、「ガザル」と呼ばれる抒情詩の形式を極限まで洗練させました。彼の作品集『ディーワーン』は、愛・葡萄酒・神秘主義(スーフィズム)・自然への讃歌などを題材とし、表面的な恋愛詩の裏に神への愛と魂の探求を織り込んだ重層的な表現で知られています。
ハーフェズの詩の特徴として以下の点が挙げられます。
- 優雅で音楽的な韻律と独特の語彙の豊かさ
- 現世的な愛と神秘的な愛の二重性
- 社会・宗教権力への批判的視点
- イラン人の日常生活・文化への深い浸透
今日でもイランでは「ファル・ゲーリー」と呼ばれる占いにハーフェズの詩集が使われるほど、彼の影響力は絶大です。ゲーテをはじめ多くの西洋文学者にも影響を与え、世界文学史における重要な詩人の一人とされています。
使い方・例文
「ハーフェズの詩をひもとくと、愛と神秘が溶け合った世界が広がる」のように、ペルシャ文学・イスラーム文化・世界の詩を語る文脈で登場します。
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