ナジム・ヒクメットとは?
なじむ・ひくめと
ナジム・ヒクメットとは、20世紀を代表するトルコの詩人で、自由と平和を訴えた詩風と長年の獄中生活で世界的に知られています。
ナジム・ヒクメット(1902〜1963年)は、トルコ出身の詩人・劇作家です。イスタンブールの知識人家庭に生まれ、若くして詩作を始め、モスクワ留学を経て社会主義思想の影響を受けました。
帰国後はトルコ語の口語表現を取り入れた自由詩の形式を確立し、伝統的な詩の形式を革新しました。その詩は人道主義・平和・自由・愛をテーマとし、平易な言葉で深い感情を表現することを特徴とします。代表詩集には『835行』『人間の景色』などがあります。
政治的な立場から当局と対立し、何度も逮捕・投獄されました。合計で約17年を獄中で過ごした彼は、その間も詩作を続け、世界的な詩人としての名声を獲得しました。国際的な知識人や芸術家たちが釈放を求め運動を展開したほどです。
1951年に出獄後、ソ連に亡命し、ソビエト市民権を取得してモスクワで余生を過ごしました。トルコ国籍は剥奪されましたが、死後に名誉回復がなされています。
ヒクメットの詩は日本語を含む多くの言語に翻訳されており、「最も美しい海はまだ航海されていない」という詩句は世界中で引用されています。
使い方・例文
平和運動や人権活動の場で引用される詩のなかで「最も美しい海」などの詩句とともにナジム・ヒクメットの名が登場します。
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