ハマメリス属とは?
はまめりすぞく
ハマメリス属とは、マンサク科に属する落葉低木の一群で、冬から早春に花を咲かせることで知られ、薬用・観賞用として広く利用される植物属です。
ハマメリス属(Hamamelis)は、マンサク科(Hamamelidaceae)に属する落葉低木または小高木の一群です。北アメリカ東部や東アジア(日本・中国)に4〜6種が分布しており、寒い季節に花を咲かせる個性的な植物として知られています。
最大の特徴は、冬から早春にかけての開花です。葉がほとんど落ちた枝に、細長いリボン状の花弁を持つ黄色・橙色・赤色の花を咲かせます。日本に自生するマンサク(満作)もハマメリス属の一種で、「まず咲く」が語源ともいわれ、春の訪れを告げる木として親しまれています。
ハマメリス属の植物は薬用面でも重要な位置を占めています。北アメリカ原産のアメリカマンサク(Hamamelis virginiana)の葉・樹皮・枝を蒸留して得られる「ウィッチヘーゼル」は、収れん作用・抗炎症作用を持つとされ、化粧水・軟膏・痔の外用薬などに広く利用されています。
- 葉:タンニン・フラボノイドを含み、収れん・止血効果
- 樹皮:殺菌・消炎成分を含む
- 果実:熟すと種子を数メートル飛ばす独特の散布機構を持つ
観賞用としても欧米の庭園で人気が高く、冬枯れの庭に彩りを添える植物として広く栽培されています。
使い方・例文
化粧品の成分表示に「ハマメリス水」や「ウィッチヘーゼルエキス」と書かれているものは、ハマメリス属の植物から得られた成分です。また、早春の公園で黄色いリボン状の花を咲かせているマンサクも、この属に属します。
この用語をシェア
最終更新: