ハッブル時間とは?
はっぶるじかん
ハッブル時間とは、ハッブル定数の逆数として求められる宇宙の年齢の目安となる時間スケールで、約138億年に相当します。
ハッブル時間(Hubble time)とは、ハッブル定数(H₀)の逆数として定義される時間スケールのことです。ハッブル定数は宇宙の膨張速度を表す値で、その逆数を取ることで「もし宇宙が一定速度で膨張し続けてきたとしたら、現在の大きさに達するまでにかかる時間」が求まります。
現在のハッブル定数の推定値はおよそ67〜73 km/s/Mpc(メガパーセク当たりキロメートル毎秒)とされており、これを基に計算されるハッブル時間は約130〜140億年程度です。これは現在推定されている宇宙の年齢(約138億年)とほぼ一致しており、宇宙の年齢の粗い見積もりとして使われます。
ただし、実際の宇宙は膨張速度が一定ではなく、初期は減速し現在は加速していると考えられているため、ハッブル時間はあくまで近似値です。ハッブル時間は以下のような用途で登場します。
- 宇宙論的スケールでの時間の目安として
- 宇宙の膨張速度の変化を議論する際の基準値として
- ハッブル定数の観測値から宇宙年齢を概算する計算式として
天文学・宇宙論の入門で欠かせない重要な概念のひとつです。
使い方・例文
宇宙の年齢を大まかに見積もりたいとき、ハッブル時間はハッブル定数の逆数を取るだけで求まる便利な指標として天文学の講義でよく紹介されます。
この用語をシェア
最終更新: