本文へスキップ

ノワールとは?

のわーる

ノワールとは、犯罪・暴力・道徳的曖昧さを暗いトーンで描くフィルム・小説ジャンルで、陰影の強い映像と悲観的な世界観が特徴です。

ノワール(Noir)とは、フランス語で「黒」を意味する言葉に由来し、犯罪・欲望・裏切りといったテーマを暗鬱な雰囲気と道徳的な曖昧さで描くフィクションのジャンルです。映画においては「フィルム・ノワール(Film Noir)」として確立されており、1940〜1950年代ハリウッド映画を代表する様式として知られています。

ノワール作品に共通する特徴として以下が挙げられます。

  • 強烈な明暗対比(ハイコントラスト)の映像、夜の街や影を多用したビジュアル
  • 主人公(しばしば探偵や元刑事)は疲れた内面を持ち、正義と悪の間で揺れる
  • 「ファム・ファタール(妖婦)」と呼ばれる、主人公を破滅に引き込む女性キャラクターの登場
  • 悲観的な世界観と、救いのない結末や皮肉な運命

フィルム・ノワールの代表作には、ハンフリー・ボガート主演の『マルタの鷹』(1941年)、ビリー・ワイルダー監督の『深夜の告白』(1944年)などがあります。その様式は後の時代にも引き継がれ、1970〜80年代には「ネオ・ノワール」として現代的に再解釈された作品群が生まれました。

ノワールは映画だけでなく、小説(ハードボイルド小説)・コミック・ゲームなど幅広いメディアに広がっており、暗い都市と人間の業を描くジャンルとして現代も強い影響力を持ちます。

使い方・例文

煙草の煙が漂うバーに探偵が座り、雨の夜の街を見つめるシーンはノワールの典型的な映像表現です。「ネオ・ノワール」として現代を舞台にした作品群にもこの様式は受け継がれています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語