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ノルマン建築とは?

のるまんけんちく

ノルマン建築とは、11〜12世紀にノルマン人が征服した地域(イングランド・シチリアなど)に広まったロマネスク様式の建築で、厚い石壁・半円アーチ・重厚な塔を特徴とします。

ノルマン建築(Norman architecture)とは、11世紀から12世紀にかけて、ノルマン人が支配した地域で発展したロマネスク建築の様式を指します。ノルマン人はもともとスカンジナビア系のヴァイキングの子孫で、フランス・ノルマンディー地方を拠点に勢力を拡大し、1066年のイングランド征服(ノルマン・コンクエスト)をはじめ、シチリア島や南イタリアにも進出しました。

ノルマン建築の主な特徴は以下の通りです。

  • 半円アーチ:出入口・窓・回廊に多用される丸みを帯びたアーチ
  • 厚い石壁:防御性と荘厳さを兼ね備えた重厚な壁体
  • 円形または方形の塔:教会堂の西端や城郭に設けられた威圧感のある塔
  • 幾何学的装飾:ジグザグ・菱形・縄状などの彫刻装飾(シェブロン模様など)

代表的なノルマン建築の例としては、イングランドのダラム大聖堂、ウィンチェスター大聖堂、ロンドン塔(ホワイトタワー)、シチリアのチェファルー大聖堂などが挙げられます。これらは世界遺産にも登録されているものが多く、中世ヨーロッパ建築の傑作として評価されています。

12世紀後半にはゴシック建築の台頭により徐々に置き換えられていきましたが、その影響は後世のイギリス建築にも色濃く残っています。

使い方・例文

「ダラム大聖堂はノルマン建築の傑作で、半円アーチと重厚な石の柱列がその特徴をよく示している」のように、中世建築や美術史の文脈で使われます。

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