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ノイマンの原理とは?

のいまんのげんり

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ノイマンの原理とは、結晶の物理的性質はその結晶の対称性を反映しなければならないという結晶物理学・材料科学の基本原理です。

ノイマンの原理(Neumann's principle)とは、19世紀ドイツ物理学フランツ・エルンスト・ノイマンにちなんだ結晶物理学の基本原則で、「結晶の物理的性質は、その結晶が持つ対称性(点群)を少なくとも含む対称性を持たなければならない」というものです。

結晶は原子が規則正しく並んだ固体であり、固有の対称性(回転対称・反射対称など)を持ちます。ノイマンの原理はこの構造的対称性が、電気伝導・熱伝導・磁化・光学特性などの物性テンソルにも反映されることを保証します。

この原理が材料科学で重要な理由は以下のとおりです。

  • テンソルの形の制約:対称性によって物性テンソルの独立成分数が減り、測定すべきパラメータが絞られる
  • 圧電効果の理解:反転対称性のない結晶だけが圧電性(圧力で電気を発生)を持つことを説明する
  • 新材料設計:求める物性(異方性・圧電性など)を持つ結晶構造を対称性から予測できる

ノイマンの原理は結晶物理学の教科書の冒頭で紹介される基礎原理であり、X線結晶学・誘電体物理学・スピントロニクスなど幅広い分野の理論的基盤となっています。対称性という概念が物理的性質を支配するという深い洞察を示している点で、現代物理学の思想とも共鳴しています。

使い方・例文

立方晶系(骰子のような高い対称性を持つ)の結晶は、どの方向から電気を流しても同じ抵抗を示します。一方、対称性の低い結晶では方向によって性質が異なります。ノイマンの原理はこのような異方性の有無を対称性から予測する根拠となります。

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